ストフラサーチの最も特徴的であるものがこの「印象識別−動的比率」です。
これはそのページが「如何に動的であるか」をジャンプする側が判断する材料として設けられています。
つまり、このパラメーターはあくまでそのサイトの「動的である数字」であり、「如何にそのサイトが素晴らしいか」を表した数値ではありません。
ここでは、その動的比率の決定基準を説明したいと思います。
「動的技術を多く使っているから動的比率が上がる」というものではありません。
先の「ホットサイト、ロイヤルサイト選定基準」にも書きましたが、ただ面白そうだから使ってみる・飾りたいから貼ってみる等「興味本意」でだけ動的技術が使われていると判断できた場合。
また、サイトの表示速度やナビゲーション、直感的レイアウト等を考慮しない「それがただの道具」としてしか機能しない場合。このようなケースには数値は低く設定されることになります。
これは、動的技術使用の必然性、「ここにはこの技術が絶対必要」という「手段としての動的技術」が印象識別としての動的比率に結びつくのだ、とストフラは考えているからです。
また、「1ページにつき1つの動的コンテンツを置いた。3ページで3つの動的コンテンツを置いた。比率は100%だ。」という解釈も誤りです。
ストフラは「(動的コンテンツ数) / (ページ数) * 100」という数学を使用しません。それは動的比率の数値決定が「印象」に因るものだからです。
この考えに基づくと「フルスクリーンのページに1枚の動的コンテンツだけを置いたので、動的比率は100%である」と言う解釈も誤りと言うことになります。
勿論データベースにおいてロジックの定義は必要です。ストフラでは、基準となる「コンテンツ数」を基準値として定め、100%からの減点方式でまず動的比率を決定します。
その上で各動的コンテンツの演出を評価します。
- 「動的表現に他では見れないオリジナリティーがどれだけ存在するか」
(クリエイティブとしての動性)
- 「訪問者のアクションに対して双方向的な動的表現を駆使しているか」
(インタラクティブ面からの動性)
- 「如何に鮮烈に動的な印象を与える表現であるか」
(インプレッションとしての動性)
- 「如何にその動的コンテンツが、製作者の表現の上で重要な位置を占めているか」
(使用目的の必然性)
がその決定基準です。
これらの基準を、最終的には私まるなかが「印象」で以って判別し、数値を決定します。
動的比率は「印象識別」です。ロジックでない印象という物を数値化するという作業は幾分矛盾した作業であると思います。
比率の決定には細心の注意を払ってこれを行っています。勿論、登録申請時にご記入いただく「動的比率」の数値も、数値決定時に大きく考慮に入れいております。
「本登録完了時に申請した動的比率よりも少なくなっていた」又は「動的比率が上がっていた」と言うことになったとしても、それが皆様のサイトの全てではないと思います。
年月をかけてコンテンツを増強し、少しずつ動的比率を上げていってください。
そうすれば100%といわれて揺るぎ無い、素晴らしい動的サイトが出来上がる筈です。
サイトオーナー様には、動的比率はやる気のパラメーターと受け止めて頂ければ幸いです。