■ その0:容量は小さくダイエット(モリクミよりエンクミ)
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画像形式は[JPEG][GIF]とありますが、バナーのタイプによって適切なファイルタイプを使い分けましょう。
良く聞かれることですが「JPEGとGIFの違いとはなんですか」と言う質問を良く耳にします。
先ずは、この2つの画像フォーマットの違いから書いてみたいと思います。
以下を読み終わった後、あなたは確実に「JPEGとGIFの違い」を理解する事が出来ると思います。
■ GIF
色数を指定して(例えば256色や64色など) 画像を表示させるフォーマットがこのGIFファイルです。
例えば「日本の国旗」は「赤と白」の2色で表示可能ですので、GIFで表示させた方がファイルサイズを小さくでき、
なお且つ綺麗に表示させる事が出来ます。
画像ファイルの最も気にしなければいけない点は「ファイルサイズの大きさ」ですが、
GIFの場合、最もファイルサイズを左右するものはこの「使用色数」です。
前例の「日本の国旗」ですが、2色で表示できるのに、画像の設定を「256色で表示」と言う風に作成してしまうと
254色も無駄にしてしまい、254色の無駄分ファイルサイズが大きくなってしまいます。
GIFファイル作成時には「減色」を忘れずに行いましょう。
また、GIFファイルは「透過処理」というものも可能です。つまり「透明にして、背景色を透かして見せてしまう」という手法です。
この機能がある為、ホームページの「素材」として画像を使う頻度は、限りなく高くなります。
ホームページの画像素材の王様。それがGIFファイルです。
そして、GIFはもう1つ優れた機能を有しています。それは「1枚のファイルに、多数の画像を各コマに分けて保存する事が出来る」と言う性質です。
つまりこれが「アニメーションGIF」です。
■ GIF豆知識
汎用グラフィックスファイルフォーマットの1種。
もとはCompuServeにおけるデータ交換用として決められたフォーマットである。
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■ JPEG
フルカラーの画像を1/10〜1/100で圧縮する画像フォーマットがJPEGです。
GIFと異なり「画像に何色使うのか」と言う定義をせず、何色でも色を使えるので、
写真や風景画など微妙な色彩に重きを置く画像に最適です。
上記のとおり「1/10〜1/100」の間で圧縮比率を変化させる事も出来るので、
圧縮比率を高める事で、ファイルサイズをよりコンパクトにする事も可能です。
しかし、限度以上の高圧縮でJPEGファイルを作成してしまうと、モアレ(画像がにじんだようになること)が出てしまい、
画像としての美しさが損なわれる恐れがあります。
■ JPEG豆知識
静止画像を1/10〜1/100に圧縮する技術。
または,画像圧縮アルゴリズムを制定する目的で設立された団体 (Joint Photographic Coding Experts Group) の略称。
JPEG方式とは、本来フルカラーから白黒2値の画像を効率よく圧縮するために策定された画像圧縮方式の事を指す。
この様な「画像圧縮方式」と言う性質ゆえ、風景や写真データなどでは効果的だがコンピュータグラフィックスの圧縮には向かない。
圧縮過程で情報の一部を切り捨てる(Lossy)方式と、オリジナル画像からの劣化がない(Lossless)方式がある。
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使用色数が比較的少ない「イラストタイプのバナー」ならば、写真と違って微妙な色感覚は必要無いので
色数を落としても画像自体のクオリティーは落ちることはありません。
迷わず [GIF] を使いましょう。
それとは反対に、写真のような微妙な色を多数使っているバナーならば[JPG]です。
色数によって画像形式を選別すると、より良く画像を表示する事ができます。
これらのことは「出来る限り早く画像を表示すことが出来るようにする」容量ダイエットの作成者側の努力です。
もし巨大容量のバナーを使ったりすると、画像が完全に表示される前に、訪問者が他のページへジャンプしてしまうかもしれません。
これでは折角のバナーが見られず仕舞いでお蔵入りということになってしまいます。
また、訪問者のストレス関係も考慮するなら、軽い画像に越したことはないですよね。
ということで、アニメGIF等必然的にファイル容量の大きくなる画像方式は、バナーとして使うには「なんだかな」ってのが私の見解です。
もしどうしてもアニメGIFを採用したいと言うのなら、通常画像ファイルと二つ作って、どちらか選べるようにするのが良策だと思います。
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